2009年7月28日火曜日

東証寄り付き、1万円台乗せ 4週間ぶり、日立プラは買い気配

東証寄り付き、1万円台乗せ 4週間ぶり、日立プラは買い気配

 27日の前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸。上げ幅を一時100円超まで拡大し、1万50円近辺まで水準を切り上げた。1万円台乗せは取引時間中では1日以来、約4週間ぶり。4~6月期決算の発表で先行した米国から企業収益の改善期待が浸透。幅広い銘柄に買いが優勢となった。東証株価指数(TOPIX)も続伸で始まった。
 前週末24日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は前日比23ドル上昇した。企業収益の改善期待は根強く、東京市場でも投資家心理を強気に傾ける要因となった。
 寄り付き前の大口成り行き注文は、買いが5030万株、売りが2740万株で2290万株の買い越し。
 日立が完全子会社化すると報じられた日立プラは買い気配。好業績観測が報じられたソフトバンクには買いが先行し、みずほFGなど3大銀行グループはそろって上昇した。野村や大和も高い。一方、銀行系証券が投資判断を引き下げた明電舎が下落。東京海上や三井住友海上が下げ、三菱自もさえない。〔NQN〕(09:23)

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