2009年8月12日水曜日

【静岡地震】損保会社が対策本部設置

【静岡地震】損保会社が対策本部設置
2009.8.11 12:38

地震によってできた段差を見る、静岡県牧之原市の相良港の漁協組合員=11日午前11時21分 11日早朝に発生した駿河湾沖を震源とする地震を受け、損害保険各社は、地震による家屋の被害を補償する地震保険の引き受けに備え、対策本部を相次いで立ち上げた。

 最大手の東京海上ホールディングス(HD)は、政令指定都市では震度5強以上で対策本部の立ち上げを決めており、地震発生直後の午前5時55分には設置した。現地支社などに被害がないことを確認し、現在は契約者からの被害の請求に対応できるよう、態勢を整えている。東京海上HD広報担当者は「現地によると窓ガラスの損壊などの被害が出ているようだ」という。

 三井住友海上グループホールディングス、日本興亜損害保険も同日、本社と東海地方に対策本部を立ち上げた。被災地情報の収集に努めるとともに即日、被害の請求に対応する。

 損害保険会社は、地震保険を火災保険とセットで引き受けており、契約者が家屋の倒壊や火災による家屋の焼失などの損害を受けた場合に、損害調査の結果に応じて保険金を支払う。地震保険の加入は平成20年時点で16年連続で増加している。

 損害保険協会は、今回の地震を受け、「地震保険以外の損害保険についても、地震による損害が補償される場合がある」として、契約者らに保険各社への連絡を呼びかけている

0 件のコメント:

コメントを投稿