2009年8月27日木曜日

<新型インフル>三井住友海上が学校に対応策の助言サービス

<新型インフル>三井住友海上が学校に対応策の助言サービス
8月21日20時17分配信 毎日新聞

 三井住友海上火災保険は、新型インフルエンザの大流行と入学試験など学校行事が重なる恐れがある冬季を前に、対応策を助言する学校向けの有料サービスを始めた。どの程度の流行で入試や入学・卒業式、学園祭などを中止・延期すべきかなどについて学校が事前にマニュアルを作成する場合などに三井住友海上の専門家がアドバイスする。新型インフルエンザ対策で学校向けの支援をするのは損害保険業界で初めて。

 文部科学省の行動計画は、新型インフルエンザが発生した場合、入試を延期したり臨時休校とするよう各校に求めているが、具体的な基準は示していない。このため個別に決める必要があるが、中小の私立学校などは入試を延期すると、入学者が減って経営に影響する恐れもあり、難しい判断を迫られる。

 三井住友海上では、そうした学校を念頭に、個別校の事情を勘案した対応策を提言する。新型インフルエンザ対応の厚生労働省の指針策定にも関係したリスク専門家らが、有料で事前の準備を支援するほか、感染予防の手順なども助言する。実際に入試など行事の実施・延期を判断する場合の相談にも応じる。料金は200万円から。同様のサービスを中小企業向けに行った実績があるといい、50校以上の契約を見込んでいる。【宇都宮裕一】

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